学校日記

午後になると校舎内の気温はどこも30数度で、湿度も高いのでうんざりするような暑さです。
でも、この夏にエアコンを設置していただいたおかげで、教室内は快適です。子どもたちは落ち着いて学習に取り組むことができるようになっています。ストレスも減り、子ども間のトラブルも少なくなりました。
子どもも教師も、有り難みを実感しています。

　教室を廻っていくと、３年生が夏休みに読んだ本の読書感想文を書いていました。あらかじめ夏休みの宿題で各自が記入してある市販のワークシートを使い、文章を作っていました。
　基本は、本の作者・筆者からのメッセージを自分なりにキャッチしておいて、自分の生活や身近な事象の中で日頃から考えていることと結びつけた意見文を書くことだと思います。
　本の中の表面的な出来事などにとらわれてしまうと、本の内容の部分ごとに、叙述やあらすじをつらつらと書いて、それら一つ一つに「おもしろかった・かわいそうだった・ドキドキした・ほっとした・嬉しかった…」などのコメントを連発するだけのまとまりのない文章になってしまいます。だから、子どもにはとても難しい学習活動です。

　33日の夏休みが明け、登校する子どもたちは、夏休みの作品やら学校に置く生活用具・学習用具で、荷物がいっぱいでした。でも、どの子も、休み明けとは思えない元気な声で「おはようございまーす！」と、登校指導の教員やスクールガードさん、通行する大人の方々に向かって発していました。始業式の開式を黙って待つ姿も大変立派でした。おそらく、各ご家庭で、数日前から学校再開に向けての関わりをし、今朝もしっかりと送り出してくれたのでしょう。感謝のみです。遅刻者は２名いましたが、午前９時の時点で欠席はゼロでした。
　それに引き替え、夏バテやら休み足りない思いやらでいつまでもリハビリできていない校長は、我が身のだらしなさを深く反省し、子どもたちにとても申し訳なく思っています。今日の半日、子どもたちのおかげでかなりリハビリが進みました。

子どもたちのあいさつする声が朝から聞こえてきました。２学期の始まりです。まだ、暑さが残っていますが、１学期に設置されたエアコンのおかげで、快適に過ごすことができています。
　始業式では、校長先生から２学期の合い言葉「まじめがんばりズム」についてお話がありました。２学期、難しいことへも、自分を律する「我慢」をしながら、まじめにがんばって取り組み、できる、分かる喜びを味わう子どもたちの姿がたくさん見られることを楽しみにしています。
　各クラスでは、夏休みの宿題の提出や思い出のお話をしていました。研究や制作作品は力作が多く、その作る過程を説明してくれる子もいました。５年生では、早速自然教室の準備が始まっていました。

校地内は毎日セミの声で賑やかですが、子どもたちのいない校舎内は閑散としていて、とても寂しい感じです。朝８時前なのに教室の気温は既に32度を超えています。7月に各教室にエアコンを設置していただいたので、今年は2学期も安心です。
終戦記念日なので、半旗を掲揚しました。台風も来ているし猛暑ですが、平和であることは素晴らしいことです。