給食のこんだて 1月27日(金)
- 公開日
- 2012/01/27
- 更新日
- 2012/01/27
今日の給食
今日で給食記念週間が終わりです。
今日は日本の食の歴史についてお話しします。
第二次世界大戦前後の昭和20年頃は日本は「食料不足の時代」といわれていました。
お米やいも、調味料などは決められた量が配られ、にんじんやだいこん、さつまいもの葉や野草などを食べて生活していました。
昭和20年後半になると、日本はだんだんと成長してきました。
しかし、食料はあいかわらずたりませんでした。
おかずがたくさんでる今の食卓とは違い、ごはんが主で、おかずは「しるもの」と「つけもの」が一般的でした。
昭和30年代後半になり、食料不足の時代を抜けると、外国から入ってきた食材や料理を多く食べるようになってきました。
昭和40年代に入ると、スナック菓子やインスタント食品、コンビニエンスストア、ファミリーレストランなどができるようになりました。
昭和50年頃、日本は「ごはん」を中心として、大豆・野菜・魚などの日本の中で作られたり、とられたりしたものを使い、しょうゆ・みぞ・だしなどで味つけされたおかずを食べていました。
このころの食生活は「日本型食生活」といわれていて、この食事をしていたおかげで日本は「長生きの国」と外国からいわれるようになりました。
しかし、経済の成長と一緒に日本の食生活は大きく変わってきました。
とても便利にはなりましたが、脂っこいものや甘いものをたくさん食べたり、濃い味のものを好むようになったり、野菜を食べる量が減りました。そうすると生活習慣病という、日頃の生活がきちんとしていないとかかってしまう病気にかかる人がとても多くなってしまいました。
昔ながらの日本の食事である「日本型食生活」には、この生活習慣病を予防したり、健康でいるためにとても良いということがわかっており、アメリカなどの外国からも注目され、食べられています。
みんなのまわりには便利でおいしいものがたくさんあります。
しかし、日本の昔から伝わる食事や食文化も大切にしながらくらしていきたいですね。