学校日記

卒業証書授与式(6)3月17日

公開日
2022/03/17
更新日
2022/03/17

行事

 校長式辞の一部(最後の部分)を掲載します。

(前略)
 一年間しか一緒にいなかったわたしでさえ、皆さんのことは語り尽くせません。本当によく活躍されました。その礼儀正しさ、リーダーシップ、柔軟な思考力、行動力、たくましさ、そして、優しさ。わたしにとって、皆さんは自慢の卒業生です。
 本年度は、夏と冬の両方、オリンピックとパラリンピックを見ることのできた、珍しい年度でした。オリパラ教育推進校としての様々な取組を経験できたのも、一生の思い出でしょう。
 そこで、最後に、フィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦(はにゅうゆずる)選手が東京2020オリンピックを振り返って語った言葉を紹介します。

★僕は本当にいろいろな人に支えられているんだな。本当にたくさん支えていただいているので、それにもっと感謝したいなと思わされた三日間だったと思っています。
★僕の演技が皆さんの心が少しでも一つになるきっかけになっていたら、やっぱり僕は幸せ者だなと思います。東日本大震災とか災害ではなくて、もっと何か健康的に、何かを犠牲にすることのない幸せな方向のきっかけだったら、とてもうれしいなと思っています。
★僕は、皆さんのために滑っているところももちろんありますし、僕自身のために滑っていることももちろんあります。
★みんな生活の中で何かしら挑戦しているんだと思います。それが生きるということだと僕は思います。守ることだって挑戦なんだと思うんですよね。だって、守ることって難しいなと思いますし、大変なんですよ。家族を守ることだって、何かしらの犠牲だったり時間が必要だったりもします。だから、何一つ、挑戦じゃないことなんて存在していないんじゃないかな。
★誇りをもって、これからもフィギュアスケートで二連覇した人間として胸を張って、後ろ指をさされないように、自分自身が、明日の自分が、今日見た時に胸を張っていられるように、これからも過ごしていきたいなと思っています。

 卒業生の皆さん。新しい今日が始まります。自由な今日が始まります。羽生選手のように、明日の自分が、今日見た時に胸を張っていられるように、一日一日を感謝し、前向きに生きていってください。それが、きっとあなたの家族やこれから出会うたくさんの人を幸せに導き、あなた自身も幸せな気持ちになっていくことでしょう。
 卒業生の皆さんの御健康と更なる成長、そして、新しい旅立ちの前途に幸多かれとお祈りし、卒業証書授与式の式辞といたします。

 令和四年三月十七日

   沼津市立第二中学校 校長 須藤佳久

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