以下、本日話した内容を要約します。

　今日は、本当に久しぶりにスクリーンを使っての話を行います。今年度初めてですので、１年生は初めてですね。
　本日は今年度のATM行動シリーズの５回目として、「感じて動く」ことをテーマに話します。小さな字の「じて」と「く」を外すと「感動」となります。
　さて、潮騒祭まで１０日となってしまいました。皆さんに潮騒祭に向けて問いかけをしたいと思います。「燃えていますか？」この画面では弱いかなと思いまして、もっと強調できる画面にしました。これぐらい燃えてほしいという気持ちを込めて画面を作りました。「燃えていますか！」
本当に潮騒祭直前になりましたが、この数日間を大切にして、ぜひ、みんなで力を合わせて、大きな感動を味わいたいものです。２学期最初に話した「協力」ができると感動を味わえると思います。
　そのような「感動」を味わうためには、まず自分以外の周囲の様子を見ながら感じて動くことが大切です。周囲の動きとは、クラスで練習しているときとか、何かの役で準備しているときとか、周辺にいる友達の様子を見ることです。友達がどんな動きをしているのか、どんな思いでいるのかなと感じて、では自分はどう動いたらよいかと考えてほしいなと思います。ついつい自分の思いで、人は動いてしまうのですが、周辺を見渡すといろいろな風景が見えてくると思います。ぜひ、周辺の状況を見ながら、「感じて動く」ということを、あと１０日間しかありませんがやってほしいなと思っています。
　例えば、潮騒祭の練習をやっていて、みんな元気がないな、疲れているなと感じた時に、自分も疲れているけれど無理をして、「元気出していこうぜ！」とムードを盛り上げる。これは、ATM行動ですね。
　例えば、いろいろな活動の中で、〜さんが困っているようだと感じたら、「どうかしたの？」と支える言葉をかけてやる。こんな動きが「感じて動く」という例ですね。
　そのような「感じて動く」ができると、そんな「感じて動く」がいくつかあったから、潮騒祭当日を前向きに迎える事ができたのではないでしょうか？
急に、過去形の表現に変えました。皆さんにとって潮騒祭はこれからのことですが、過去形を使ってみました。この矢印をクリックしてみます。
…………（昨年の３年生の合唱、表彰シーンなどを映像で流す）…………
１年前のシーンでしたね。皆さんは下級生、１年生はいませんでしたね。私は、この時、卒業生の歌を聴いて感動しました。なぜ感動したかというと、たぶん一人一人が感じて動いているんだろうなと思います。動くというのは、この場合、歌うということです。感じて歌っているということですね。例えば隣の人の声が耳から入ってきますね。ああ隣の人も頑張っているなって感じて、私も頑張ろうって歌っています。一人一人が感じて歌っているんですね。この画面から、少し音がはずれても、一生懸命さが伝わってきましたね。ぜひ、皆さんも３年生を中心に、精一杯頑張ってほしいなと思っています。
　皆さん一人一人の小さな小さな「感じて動く」というATM行動を積み重ねることで、今年度もみんなで大きな「感動」を味わいましょう。そのような皆さんの感動する姿を期待しています。
生徒会の方で進めている潮騒祭のスローガン「いざ団結！　かかげよう勝利の旗」という言葉にも、今日話したことが含まれていると思います。このスローガンの元に、全校生徒で力を合わせてよい潮騒祭を作り上げましょう。
　もう一度、本日のまとめをします。ATM行動５として、「感じて動く」つまりは「感動」を取り上げました。ぜひ、感動ある潮騒祭をみんなで作りましょう。この写真は、最近の練習風景です。前を行くグループの速さに驚いているのでしょうか。そう、感じたら「こっちもがんばろうぜ！」と声をかけてやることが大切ですね。
画面はこれでおしまいですが、最後に椋鳩十（むく　はとじゅう）さんという小説家が「感動」について、次のような言葉残しているので紹介します。
「感動というやつは、人間を変えちまう。そして奥底に沈んでいる力をぎゅっと持ち上げてきてくれる」
自分の力を、このぐらいかなって見くびるのではなく、感動することによって隠されている力がぐっと出てくるという意味だと思います。ぜひ、皆さんも感動することによって、たくさんの能力が発揮されることを願っています。