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　原中校長の内田です。他市、教育行政へと旅に出て、沼津市の学校に８年ぶりに帰任し、原中２年目になりました。原中は我が母校。まだ駿東郡原町立原中学校だった時代です。中学２年の時に東京オリンピック。本校はこの年に完全給食が実施されプールもできました。そのプールを現在改修中です。念願の鉄筋の新校舎に入ったのが２年生の時。その新校舎も取り壊されて、現在は跡形もありません。
　時代は高度経済成長期に入り我が国は経済大国への道を歩み始めましたけれど、まだまだ地方へはその恩恵はもたらされず、優秀であっても高校へ行けない、ましてや大学へ進学などはという時代でした。しかしながら幸せな時代で、縁側があって庭先で遊ぶ子どもたちが居て、そこには子どもたちの世界があり子ども社会がありました。今や遊泳禁止の原の海岸で泳ぎ潜り海辺の生き物たちと戯れました。
　原は旧東海道沿いに発展した宿場町でしたが、かつての浮島沼は住宅地に変貌し、市内はもとより各地から移住してきた人々の住む混成地になっています。往時は名字を聞けば住居地が見当が付いたのですけれど、現在の原中生の名字は全国区です。旧東海道添いの原に新興地。それが現在の原であり原中生はこの原の次代の担い手です。だから原中は新たな原づくりの基盤。この原に住む子どもたちが、ともに学び合い、つながり合って、新たな「東海道原宿」と原の文化を興していってほしい。そんな願いを生徒向け便り「東海道原宿夢街道」に込めました。「原を担う君たちへ」。校長のメッセージです。
　夢まっしぐら。その一瞬は授業。夢に近づくのも授業。真正面から教育課程の実施に取り組み、子どもも職員も地域も信と誇りの持てる原中をめざしたい。私もまた「東海道原宿夢街道」です。
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沼津市立原中学校　内田卓雄 ＨＰ　http://www2.tokai.or.jp/Taku/