6/18 2B技術「エネルギー変換の技術(クリップモーター)」
- 公開日
- 2025/06/18
- 更新日
- 2025/06/18
教科
中学校技術・家庭科の技術分野では、「エネルギー変換の技術」は、電気エネルギー、熱エネルギー、機械エネルギーなど、さまざまなエネルギーを相互に変換する技術を学ぶ分野です。
本日は、関東電気保安協会から3人の講師を招き、ゲストティーチャーとして授業を支援していただきました。クリップモーターは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置であり、この分野で学習する教材となります。
まずは、銅銭を巻きコイルを作成します。片方の軸だけ紙やすりを用いて、通電するように銅銭の表面から絶縁皮膜を削ります。次に、クリップを加工し電池ボックスに固定します。磁石と単三電池をセットし、コイルをクリップに通せば完成です。スムーズに回り始めるものとそうでないものがあります。生徒は自然に「問い」を立て始めます。
「皮膜の削り方が甘かったのかな」
「コイルの巻き方を均等に巻きなおしてみようかな」
「クリップと電池ボックスの接触が悪いのだろうか」
全く動かなかったクリップモーターが回り始めると、教室のあちこちで感嘆の声が上がります。
回り方に差があることに気付いた生徒は、新たな「問い」を立てました。
「どうして○○さんのクリップモーターは、私のものよりも回転が速いのだろう」
目の前で起きている事象に、生徒の追究心は留まりません。今後、モーターの仕組み、種類、制御方法、そして実際の生活や産業における活用事例などを学んでいくことでしょう。
今年度の研修テーマは「「わかる・できる」を実感する授業づくり」です。これからも、生徒を中心においた授業を展開できるよう努めます。
+3