一小創立150周年記念講演「全盲弁護士の夢のかなえ方」
- 公開日
- 2018/10/29
- 更新日
- 2018/10/29
小中一貫教育
沼津市立第一小学校が創立150周年を迎えました。おめでとうございます。150年前は明治元年ということで、歴史の重みを感じます。
土曜日には、一小を卒業され、日本で3人目の盲目の弁護士として活躍されている、大胡田誠さんの記念講演が行われました。一中生や一中の保護者、教員も記念講演に参加してきました。秋の陽ざしが差し込む、明るい一小体育館でした。
大胡田さんは、笑顔や話し方がすてきで、ユーモアあふれる方でした。テレビ番組に出演されたDVDも見せていただきました。盲目のため試験勉強に困難をきわめた大胡田さんが、5回目の司法試験を受けるか受けないか迷った時、大胡田さんのお母さんがかけたことばをご紹介します。
「心が温かくなるほうを選びなさい」。
すごいことばです。大胡田さんは、「司法試験に合格して弁護士になり、人を助ける自分を想像したら心が温かくなった。」とさらりとおっしゃいました。夢のかなえ方を教えていただきました。
大胡田先生、ありがとうございました。一小の児童がお礼の校歌を歌った時、大胡田さんは一小時代を思い出されているようなお顔で、「(校歌を)まだ覚えていた。」と笑顔をお見せになりました。幸せな人生を送られているな、と感じました。