5月の朝礼 5月24日
- 公開日
- 2021/05/24
- 更新日
- 2021/05/24
校長あいさつ
朝礼では、まもなく「出会い」の第1ステージが終わるにあたり、ラグビー選手でこのほど引退した、五郎丸 歩 さんのことを話題にしました。(以下、講話内容です。)
3歳でラグビーを始めてから32年。なぜここまでラグビーを続けられたのか。
それは、人との「出会い」があったからだ。振り返れば、必要なときに必要な方と出会えてきた。努力は皆がしているだろう。しかし人との出会いは努力だけでは得られない。
「一番影響を受けた人物」については、
家族、小中学校の先生、高校、大学、日本代表の監督…。一番なんて選べなかった。必要なタイミングで必要な方と出会えたからだ。一つでも順序が変わっていれば、今とは違う人生を歩んでいたかもしれない。
人生について、五郎丸さんは続けます。
人生とは「人と生きること」だと思っている。この32年のラグビー人生が、そのことを一番強く感じさせてくれた。個の力なんて集団の力に比べると小さい。その小さい力を合わせて何かを成し遂げた時の感動は生涯忘れることのできない瞬間になる。その瞬間を経験する近道は己を磨くことしかない。技術や体力とは別に、人間力を。私も生きている限り、己を磨き続けたいと思う。
あなたにとってかけがえのない出会い。その出会いを素晴らしいものにするためには、自分自身を磨き続けることが大切なのだと、おっしゃっているように思います。
自分自身を磨き続けている人には、魅力がありますよね。その人の周りには人が集まるものです。多様な人と出会うことでしょう。
人と生きる中で、人の気持ちを想像し、気づきをもとに行動してみる。謙虚に、丁寧に過ごしていく。何歳になっても。そして、あなたが出会うそれぞれの人に感謝の気持ちを忘れない…。
今まで出会ったすべての方に「ありがとう」を伝えていきたい。
五郎丸さんは、そうおっしゃいます。「出会い」を大切にして生きてきた結果、今、彼はそういう境地に至ったのでしょう。