6月の朝礼 6月30日
- 公開日
- 2022/06/28
- 更新日
- 2022/06/28
校長あいさつ
昨日は、観測史上2番目の早さで「梅雨」が明けました。6月も残り数日。朝礼では、「生きる」意味について、映像を用いながら考えました。
★校長による講話
わたしは、今回の修学旅行で、大徳寺大山院の尾関宗園和尚さんに再会できました。中学3年生のとき、尾関和尚さんの書いた本を読んで、「平常心」という言葉を初めて知りました。
今回の修学旅行では、次の言葉を3年生全員が復唱しました。
「今こそ出発点」
人生とは毎日が訓練の場である
わたくし自身の訓練の場である
失敗もできる訓練の場である
生きているを喜ぶ訓練の場である
今この幸せを喜ぶこともなく
いつどこで幸せになれるか
この喜びをもとに全力で進めよう
わたくし自身の将来は
今この瞬間 ここにある
今ここで頑張らずにいつ頑張る
今がいかに大切な瞬間であるか、思い知りました。自分の将来が今この瞬間をどう生きるかにかかっているというのです。背筋がビシッとなりました。
ところで、今年も6月23日がやってきました。6月23日はどういう日か、ご存知ですか。6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終結したとされる日です。今年で77年が経ちました。今年も、この慰霊の日に、沖繩全戦没者追悼式が糸満市摩文仁の丘にある平和祈念公園で開催されました。
今から、4年前にこの式典で発表された、当時中学3年生の女生徒による、平和の詩を聞いてみようと思います。「生きる」ということの意味について、深く考えさせられると思います。
( 映像:相良倫子さんによる平和の詩の朗読 )
( https://www.youtube.com/watch?v=zo6irowp-uw を参照 )
「平和とは、あたり前に生きること。その命を精一杯輝かせて生きること」「未来は、この瞬間の延長線上にある」と言っていました。そう、尾関宗園和尚さんの言葉と同じじゃありませんか。
宿泊行事が終わって、第2ステージ「情熱ステージ」に入りました。皆さんは中体連大会に向けて情熱を傾けてきました。次なる目標は据えていますか。今を頑張ろうとする原動力となるのは、夢や新たな目標です。前をしっかりと見つめていってください。