国語(2年生) 5月31日
- 公開日
- 2018/05/31
- 更新日
- 2018/05/31
教科
短歌(単元の導入)の授業を参観しました。俵 万智さんの「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」という短歌の情景を想像していきました。言った君はどんな人か、どこで何をしているのかと、次々に想像を膨らませていきます。「君」を「彼氏」と考えるほかに、「夫」「家族」という意見も出ました。授業者から、「実際にはサラダをそのときに食べていないのです。いったい何を食べていたのでしょう?」と驚きの告白があります。「鶏の唐揚げ」であったことを知った生徒たちは、「なぜ、サラダにしたのだろう」と疑問を持ちました。彼氏との恋の歌ならば、記念日にしたいほどうれしい言葉をもらった語り手は、さわやかな恋心を抱いていたに違いありません。「サラダ」という言葉の響きがそれにマッチしたのだろうということを、なんとなく感じることができたようでした。夏のさわやかさとも重なって、言葉のもつ意味について深く考えさせられました。