学校日記

始業式2(1/5)

公開日
2018/01/07
更新日
2018/01/07

学校の様子

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【校長式辞】
 平成30年になりました。来年の4月30日に天皇陛下が退位され、5月1日に皇太子さまが天皇に即位。この時、元号が変わります。ですから平成という元号はあと1年数か月になりますが、昨年以上に充実感の持てる1年となるように頑張りましょう。10日間という短い冬休みでしたが、家族との時間をゆっくり過ごせましたか? 大きな事故なども無く、こうして皆さんと無事に3学期を迎えられたことを幸せに思います。
 終業式はインフルエンザや体調不良の人が多く、急遽放送で行いました。東北地方や北海道では爆弾低気圧が居座り大変な状況をニュースで見た人も居るかと思います。静岡は温暖で生活しやすいと言われますが、我々にとって、この寒さはやはり厳しいです。これからも一段と厳しくなってきます。健康管理、体調管理は、受験生はもとより駅伝等の大会に出場する人には、大切な鍵を握っていますね。何事にもベストコンディションで臨めますように。
 さて、終業式でも言いいましたように、私は正月の3日間、一本の襷が固い絆で繋がれていく駅伝に釘付けでした。今年も、大きな感動と共に自分も頑張ろうという元気をもらいました。元旦のニューイヤー駅伝の1区では、高校卒業して1年も経たない住友電工の19歳、遠藤日向選手が区間賞。旭化成では双子の市田兄弟が揃って3区と6区で区間賞。そして、かつて大学駅伝で活躍した選手も素晴らしい走りを見せてくれました。
 また94回目を迎えた箱根駅伝では、東洋大学が往路優勝しましたが青山学院大学が復路を制し、10時間57分39秒という大会新記録で4年連続4度目の総合優勝を果たしたことはみんなも知っていると思います。
 大学駅伝は、1年に3回全国大会が行われます。青学は、10月の出雲駅伝では2位、11月の全日本大学駅伝では3位と、今季ここまで無冠で箱根駅伝を迎えました。力はあるのに、好調不調の波やミスに引っ張られて勝ちきれなかった出雲や全日本を振り返って原監督は「デコボコの駅伝」と表現していました。また、「今年のチームは大太鼓がいないので、10区間全体で調和をとっていきたい」とも話していました。今回の箱根では一つのパートがミスしても、他のパートがフォローした。大太鼓がいなくても、不協和音が生じても、かばいあう調和が、随所に見られ、青学大の「ハーモニー大作戦」が3大駅伝の最後で勝利のファンファーレを奏でたのです。
 また、出場したどの大学も「来年のために何としてでもシード圏内の10位に入れるよう食らい付け!」と、チームのためにそして、これから入学してくる顔も知らない後輩たちのために、監督を中心にランナー10人とそれを支える大勢の部員たちの強い絆が、テレビ画面を通しても伝わってきました。
 21日には、沼津市内の駅伝大会があります。今年も男女でいくつかの部活動が参加します。大会まであと少し、走り込む時間がありますが、風邪を引いたりケガをしたりすると自分の力を出すどころか、出場すらできなくなります。今回の箱根駅伝では、大学として出場できなかった各大学のトップランナーでチームを作る「関東学生連合」で1区に出場予定であった東京大学3年生の近藤秀一選手(韮山高校出身;加藤学園出身の青学8区下田選手の親友)は、12月31日にインフルエンザと診断されやむなく欠場。近藤選手は、箱根駅伝に向けた練習では、大変好調で主将としてもチームをまとめていたそうで期待されていました。スポーツの世界ですから、どのチームでも、いつどうなるかわからない、常に危険と隣り合わせなのです。そうならないように選手自身が最大の注意を払い、それと同じくらい監督や他の部員がそして家族が気を遣いながらサポートしているのです。
 あなたがたも同じです。今回代表となって走る選手は、そのことをしっかりと胸に秘めて、襷(たすき)を受け取って下さい。走り終わった後は、家族や顧問の先生、そして応援してくれた部員のみんなに感謝を忘れないでほしいです。受験も同様です。
 それから、優勝した青学大部員のコメントでは、こんなことも聞かれました。「僕たちにとって箱根駅伝は最終的な目標ではありません。社会人になってから日本を代表するような世界で活躍できる選手になりたい。今後は駅伝やオリンピックで活躍したい。」といった、これからを視野に入れたコメントにも感心しました。
 「有終の美」という言葉があります。この意味は、終わり方が、とてもきれいであること。勉強や部活動そして与えられた役わりなどを、最後までしっかりとやりとげ、素晴らしい結果を出して、終わるということです。3年生は、今は、高校受検と正々堂々と向き合ってください。勉強することから逃げてはいけません。3学期は、中学校生活のラストスパートであると共に、自分の将来につながる大切なスタートであることを忘れないでほしいと思います。一日一日を大切にしてください。
 1月は行ってしまうし、2月は逃げていく、そして3月は去ってゆくというようにあっという間に3学期は駆け抜けていきます。(3学期は、2年51日 1・3年:50日)1年生、2年生も含め、先ほど発表してくれた人たちのように3学期の自分の目標や今年の目標を掲げた以上は、その実現に向けて精一杯汗を流してほしいです。
 今日から3学期のスタートです。4月から2学期を終えるまでに個人差はありますが誰もが成長しています。特に、自分の周りを見て何をしたらいいのか何をすべきなのかに気付く態度や、考える姿勢が見えてきました。そんなあなた方に3学期はあえて「自から動く!」をテーマにしてほしいです。友達のために 学校のために そして地域のために 自分には何ができるのか? 自問自答しながら、気が付いたら自分から動いてほしい。今日から、今まで以上に気が付いてほしい!先生方もあなた方と一緒になって動きますよ。そのことが、「有終の美」につながります。
 最後に、今年も、皆さんと皆さんの御家族が、明るく健康で、幸せな生活を送られますことを祈念して、私の新年そして3学期の始業にあたる挨拶といたします。

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