国語科だより〜コロナと闘う 2〜
- 公開日
- 2020/05/14
- 更新日
- 2020/05/14
学校の様子
一番怖いのは、コロナは心をむしばむことです。
恐怖心から、前線で戦ってくださっている看護師さんたちだけでなく、そのご家族をコロナと同一視して、排除しようとしたり、差別をするニュースが報道されました。自分を助けてくれる人々を、応援するのではなく、それらの人々の心を傷つける事件です。社会の防波堤を壊す行為です。今ではだれもが感染リスクがあります。コロナの患者さんにも、応援をするのでなく非難する言葉を匿名で、壁などに書く卑劣な行為があります。匿名ということが、ますます悪質です。
今、私たちに必要なことはどのようなことでしょうか。
体のためには、実際、御互い、身体の距離は離れなくてはいけません。
しかし、恐怖に打ち勝つためには、御互いの心の距離を近づけることがもっとも大切です。
もしかしたら、友達の体調が少し悪いことがあるでしょう。「コロナだ!」なんて心ない言葉をみなさんなら使わないですよね。昔「バイキン!」と呼ぶいじめが問題になりました。
今だから、なお一層、お互いを励ます言葉を使いましょう。様々な人に感謝をしましょう。そして、今自分は何ができるか考えましょう。
「ありがとうは魔法の言葉」です。
虹色は、全ての人種、LGBTQ+全ての人々を表します。「みんななかま」です。
※学習課題(挑戦してみよう)
下の言葉は、1961年に第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの大統領就任演説の中にでてくる有名な言葉です。
ここまではSTAY HOMEが私たちの戦い方でした。では、次に私たちができることにはどのようなことがありますか?社会に発信するつもりでスピーチ原稿を作ってみましょう。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
あなたの国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのか考えてほしい。
ジョン・F・ケネディ
※学習課題 3年生へ(挑戦してみよう)
教科書P29「キング牧師の演説」を聴いてみましょう。だれに向かって、何を訴えていますか?また、どのようなスピーチの工夫がみられますか?
できる人は、この時代のアメリカについて調べると様々な発見があるでしょう。この時代アメリカにいたら私たちはCOLOREDですよ。