国語科だより〜紫陽花(あじさい) 3〜
- 公開日
- 2020/06/11
- 更新日
- 2020/06/10
学校の様子
これは「墨田の花火」という名前がついたガクアジサイです。夏の夜、大輪の花火が開くように見えませんか?(隅田川は、江戸時代から、大飢饉で亡くなった人々の供養に花火を上げるので有名でした)雨にぬれている紫陽花は、梅雨らしい風景ですね。
「淋しくて淋しくて雨
額の花」 今井 千鶴子
俳句は十七音しか使えません。その中で「淋しくて」が二度くりかえされています。恋人に逢えない女の人の気持ちでしょうか。控えめな、地味といってもいいい額紫陽花が雨にぬれています。まるで清楚な女の人が泣いているような気がするのは、わたしだけでしょうか。