国語科だより〜名越の祓え〜
- 公開日
- 2021/06/30
- 更新日
- 2021/06/30
学校の様子
6月30日は夏越(なごし)の祓(はらえ)です。一年も半分過ぎましたね。
昔は、今と違って衛生管理もよくありませんでしたし、病院や薬もありませんでした。そこで神様を頼ることになります。
昔々、貧しい蘇民将来という人が素戔嗚尊(スサノヲノミコト)を助けました。そこで、素戔嗚尊は、茅の輪を身につけると病気やけがをしないと教えました。今では、神社で大きな茅の輪くぐりをします。8の字にまわるのが正しいそうです。「蘇民将来子孫」というお札を貼ったりもします。わたしたちは「蘇民将来」の子孫です、助けてくださいということですね。
この日は、人間の形を模した形代(かたしろ)を水に流して厄を祓います。
この形代は相談室の生徒が作ってくれました。
形代にさらばさらばとする子かな
小林 一茶