国語科だより〜栴檀 2〜
- 公開日
- 2020/05/13
- 更新日
- 2020/05/13
学校の様子
清少納言の「枕草子」には「木のさまにくげなれど、楝(おうち)の花いとをかし。かれがれにさまことに咲きて、必ず五月五日にあふもをかし」とかかれています。
「木のかたちは格好悪いけれど、花はとってもすてきである。枯れそうな感じで咲いて、必ず五月五日に咲くのもおもしろい」といっています。
平安の貴族は、着物を重ねて着る時、色をどのようにかさねて着るかが、おしゃれの腕の見せどころでした。これを襲ね目(かさねめ)といい、季節を色で表すコーディネートでした。「楝(おうち)」という色の組み合わせは表が薄(うす紫)、裏が青(濃い緑)です。初夏のコーディネートです。栴檀は楝ともよばれています。花と書の下の画用紙の色をみてください。花の色に似ていますね。(便覧P33をみてください。昔の人はとてもおしゃれですよ。みなさんはどう思いますか?)