国語科だより〜美央柳(びおうやなぎ) 1 〜
- 公開日
- 2020/05/25
- 更新日
- 2020/05/25
学校の様子
みなさんは、世界の三大美女って知っていますか?
エジプトのクレオパトラ、中国(唐)の楊貴妃(ようきひ)、日本の小野小町だそうです。
今日は、唐の美人、楊貴妃のお話です。
唐は、日本から遣唐使が送られるほどの先進国で、繁栄をきわめていました。玄宗(げんそう)という皇帝は、民のことを考えてくれる素晴らしい皇帝だといわれていました。ところが、だいぶ歳をとって、息子のところに楊貴妃が嫁いできました。楊貴妃を見た玄宗は、その美しさゆえ、息子から楊貴妃を取り上げ、その後、政治を放って自分の妃にした楊貴妃と遊び暮らすようになります。当然、反乱が起きて、唐は滅びます。
玄宗は、反乱軍に追い詰められて、「楊貴妃こそが、国を荒廃させた原因」として処刑しなければなりませんでした。その一連のお話を白居易という詩人が「長恨歌」という漢詩に書いています。長い詩ですが、その中に楊貴妃の美しさをほめたたえた一節があります。
※学習課題
・唐が滅びるきっかけになった反乱を何といいますか?
・小野小町の百人一首の歌は何でしたか?