国語科だより〜美央柳(びおうやなぎ) 2 〜
- 公開日
- 2020/05/25
- 更新日
- 2020/05/25
学校の様子
長恨歌 (一部) 白居易 (唐)
歸來池苑皆依舊、太液芙蓉未央柳
芙蓉如面柳如眉、對此如何不涙垂
・帰ってきてみれば池も庭もみんな元のままである。
・太液池の芙蓉(蓮の花)も未央宮(皇帝たちが住んだ豪勢な宮殿)の柳もなんの変わりもない。
・芙蓉の花(蓮の花)は彼女の顔のように美しく、柳は彼女の眉のように美しい。
・これらを見てどうして涙を流さずにいられるだろうか、いられるはずなどない。
(楊貴妃が恋しい)
未央宮の柳に似た細く美しい葉、可憐な美しい花を持っているというので、未央柳というそうです。
小さな植物にも、こんな壮大な歴史のストーリーが関わっているのです。
名前をつけた人の教養が思われますね。