国語科だより〜ねむ(合歓) 2〜
- 公開日
- 2020/06/18
- 更新日
- 2020/06/18
学校の様子
中国に西施という名の美人がいました。
彼女は、越の王の策略で、呉の王への貢ぎ物となります。呉の王は、西施の美しさに、政治を放り出してしまいました。それに乗じて越は乗り込み呉を滅ぼします。
西施は、越に帰ってきました。しかし、王の側近と、第一夫人は、今度は越の王が夢中になって国が滅びることを恐れます。西施は、長江に生きたまま投げ捨てられました。
芭蕉は、そんな美しく、はかない人生を送った西施に、ねむの花が雨に濡れている姿を重ねたのですね。
ちょうど、6月15日から18日、今時分、芭蕉は象潟にいました。