学校日記

8/29(火) 始業式2

公開日
2017/08/29
更新日
2017/08/29

校長から

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○おはようございます。この夏休みは、どうでしたか?さて、2学期、第三S「本気ステージ」のスタートにあたって「期待(きたい)」についてお話しします。「期待通りだった」とか、「期待はずれだった」とかいいますが、期待とは何でしょうか。期待の「期」の時は、ここでは「あてにする」という意味です。期待の「待」は、「待つ」です。つまり、期待とは「あてにしてまつ」という意味です。期待はずれだった人は、あてにして待っていたのにあてがはずれたということでしょう。
○昔、日本のある洋服会社が、服にする布地を海外に輸出しようとしてアフリカのある国へ2人のセールスマンを派遣しました。しばらくして1人のA社員から会社に電話がかかってきました。「社長、絶望的です。この国の人は、まだ誰も 服らしい服を着ていません。」その後、同じ国に派遣したもう一人のB社員から電話がかかってきました。「社長、最高です。この国の人は、まだ誰もきちんとした服を着ていません。」2人の違いが分かりますか。最初のA社員は、期待はずれだったことに絶望しているのです。皆が当然服を着ていたら、自分の会社の良い布地が、売れるだろうと思っていたのに、誰も着ていない、どうやって売ればいいか分からないので、「絶望」してしまうのです。後のB社員は、とにかくどんな方法でも売ることが目的だから、誰も服を着ていない国では、皆、買ってくれるだろうと思って「最高」と電話したのです。
○皆さんはどうでしょうか。自分の学級や様々な活動、部活動が期待にそぐわないとき、「ああ、がっかりだ」と思いますか、それとも「最高だ、僕の力で学級を良くする、部活動を強くする。」と思いますか。これはまさに先ほどのB社員と一緒です。友達が、親が先生が、自分に何かをしてくれることだけを期待している(受け身)では、A社員と同じです。自分に何ができるか考えると、期待はずれが「希望」に変わるのです。一人では、難しくても仲間を増やせばきっと良い方向に変化させることができます。ただし待っているのではなく、今日から新しい「希望」を見つけて仲間と共に「本気」でスタートしましょう。「本気ステージ」の始まりです。
○最後にこの夏、藤枝明誠高校の三塁手として甲子園に出場し、大活躍した本校初代自治会長一戸君の座右の銘を紹介して終わります。「努力は人生に偶然の橋を架ける!」です。
○「甲子園の土」も「座右の銘」も校長室前に展示してあります。