○2019年度がスタートします。皆さんの顔が輝いているところをみると、学年が変わり、やる気満々の気持ちが伝わってきます。本校の学校教育目標は「大きな志を抱き 挑戦し続ける人づくり」です。みなさん将来の夢や希望をもって生活していますか。また、それに向かって挑戦していますか。
日本とアメリカのプロ野球で、４３６７本、通算安打の世界記録保持者のイチロー選手を知っていますね。２８年間日米で活躍し続けたイチロー選手。今年４５歳で引退しました。そのイチロー選手の言葉を紹介します。「大きな目標と小さなことの積み重ね」常にさらなる高みを目指していたイチロー選手は、毎日のトレーニングや生活習慣をとても大切にしていたそうです。多くの人は、小さな積み重ねではなかなか成果が見えにくいから、三日坊主になるのです。目標達成までの長い道のりを、ほとんどの人が途中で挫折してしまうのも当たり前です。ところが、その小さな積み重ね一つひとつが小さな目標だと考えたらどうでしょうか。一回一回頑張って行動することに達成感を覚えることにならないでしょうか。たとえば、「音読を毎日続けよう」「九九の６段をカードを見ないで覚えよう」「英語の単語を毎日１０個覚えよう」「毎日、素振り５０回を続けよう」など大きな目標を達成するためには、小さな目標を出来るだけ具体的にすることです。
大きな目標を達成するためにやるべきことを、出来るだけ細かく具体的に書き出すことです。「今日するべきことを決めること、すると決めたことは必ずやりきること、夢に向かってひたすら努力を続けること」これが大切です。こうして積み上げてきた努力が自信となり、今のイチロー選手があるのです。
○二宮金次郎の言葉で「積小為大(せきしょういだい)」といいます。「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく。小さなことをおろそかにしていて、大事を成すことは出来ない。」です。「ひたすら」「こつこつ」と継続できるかどうかに係っています。出来ない理由を考えるより、出来る方法を考えましょう。「継続は力なり」と覚悟を決めることが大切です。皆さんが、素晴らしいスタートダッシュを決め、目を見張る走りを見せてくれることを期待します。新しい学年への「進級」は一つのチャンスです。今までの自分を変えるチャンスです。今での自分を変えるチャンスなのです。最後に、静浦小中一貫学校にかかわるすべての人が、智恵を出し合い力を合わせ、さらにパワーアップしていく静浦小中一貫校が実現していくことを信じ、2019年度の始まりを宣言いたします。